高校時代〜選手権予選メンバー外からスタメン奪取〜後編

皆さんおはようございます!

投稿が遅くなってしまいすいません笑

今回は高校3年時代を振り返っていきます。

 

1つ上の先輩たちが県大会ベスト8で敗北してから1週間後。自分たちは新チームとして新たなスタートを切っていました。新チームに入ってからAチームには居ましたがスタメンではない状況は続いていました。あの事件(前回のブログに書いてあります)の後遺症がまだ続いていたのです。

状況が変わり出したのは冬休みの遠征で戦った矢板中央高校戦(この年の矢板中央は後に全国3位になるチーム)。

この試合で自分たちは1ー0で勝利を収め、評価を一気に上げました。

ここからは新人戦優勝、インターハイ予選優勝(全国大会1回戦負け)という成績を収めてチームは夏の遠征を行なっていました。

f:id:masaya5884:20200414152158j:image[ 新人戦優勝]
f:id:masaya5884:20200414152152j:image[インターハイ予選優勝]
f:id:masaya5884:20200414152155j:image[夏の遠征]

この時期チームの調子はまずまずでしたが自分の調子はあまり良くなく、スタメンを外れていました。さらに8月末の試合で中足骨を怪我してしまい1ヶ月の離脱を強いられました。

自分のコンディションが悪い状態でチームから外れてしまったのでかなり今後が不安になっていました。(その予想は的中してしまいます)

怪我人になってからは、トレーナーとも話して

選手権予選までにベストコンディションに持って行こうという話の元で活動を進めていました。そしてメンバーが発表される1週間前に復帰しました。当然メンバーには入ると思っていたのでその1週間で体を戻して選手権を戦って行こうと思っていました。

 

しかし登録メンバー発表の日…

 

私は予選のメンバーから外れることを告げられました。

 

終わった…。  

本当に頭が真っ白になりました。

毎年自分たちの高校にはサプライズ落選のようなものが存在していて、自分がそれになってしまいました。

やる気は100から0もしくはマイナスにまで落ちました。

親にも友達にも中学のコーチにも示しがつかない…。

選手権に出て活躍するという自分の夢もここで消えました。

しかし皮肉にもメンバー発表直後から普通に練習は行われました。メンバーから外れた3年生は即引退ではなくBチームかCチームに混じってトレーニングをするというのが自分の高校の決まりでした。当然やる気も出るわけがなく、適当に練習していました。するとそれを見ていた監督が「おいまさや、やる気ないなら辞めてもらっても構わないぞ。やるのかやらないのかはっきりしろ。」と言ってきました。正直言って殺したくなりました(言葉悪くてすいません)笑

ただ、もちろんここでやりませんとは言えないのでやりますと言ってその日の練習を終えました。その後、部室でメンバーから外れた3年生たちと悲しみを分かち合い、家に帰りました。

その日は寝れませんでした。色々な感情が込み上げてきてずーっと起きていました。

ここで私はあのボトル事件を思い出しました。あの時の感情、あそこから這い上がったこと、応援してくれた周りの人々、コーチ、友達。色々蘇ってきました。

 

ここで絶対に終わらない。いや、終われない。

必ず全国大会のメンバーに入ってスタメンで出場する。

 

そう決心して再び頑張ることを決めました。

そこからはBチームで練習しながら、応援団長としてチームをまとめました。すると次第に練習や試合でのプレーも良くなっていきました。全国大会への希望が僅かですが見えてきました。そして無事チームは選手権優勝。仲間が全国大会優勝を決めてくれました。本当にありがとう。

優勝を決めた1週間後チームはプリンスリーグを控えていました。私は無事そのメンバーに選ばれて戦列に復帰できました。めちゃめちゃ嬉しかったです。1回戦のスタメンを絶対とってやるという気持ちでいっぱいでした。そしてプリンスリーグでなんとか残留を決めてチームは選手権へ向かいました。プリンスリーグの途中から再びスタメンを確保できていた私は選手権でもスタメンで出場できました。一回戦で敗退してしまいましたが、夢の舞台に立てたことはとても嬉しかったです。

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[全国高校サッカー選手権大会1回戦]

 

この数ヶ月は自分の今後の指標にもなりました。

誰もしたことが無いような経験を出来たので良かったです。

この3年間から学んだことは、

 

  諦めなければ必ず報われる    です。

 

高校の部活でなかなか試合に出れない人や自分はもっと出来るのにと思っている人は、諦めずにその苦しみを乗り越えてください。必ず報われます。希望や目標をぶらさずに頑張ってください。

所詮ちょっと全国大会出た分際ですが、これは間違い無いと思います。

そして結果が出ず苦しい時は周りの仲間、スタッフ、親を頼ってください。

そうすれば、苦しみを乗り越えられます。

高校サッカーはメンタル勝負です。監督から信頼を勝ち得た選手にとってはそこまで苦しくないと思いますが、完全な信頼を勝ち得て無い選手にとっては本当に苦しいと思います。でも状況を楽観視して第3者目線から自分を見てみてください。一瞬で楽になると思います。そしていずれは何もかも良い思い出になります。良い経験をしたいのなら決して諦めずに頑張ってください。応援しています。

 

もし悩んでいる学生がいたらぜひ相談してきてください。相談乗ります。

 

長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。次回からは自己紹介ではなく学生について話していきます。